国書刊行会から昨年、「記憶の図書館」ボルヘス対話集成が出版されました。 ボルヘス(1899-1986)はアルゼンチン出身の作家・詩人で、スペイン語圏のみならず、世界文学において大変重要な人物です。 1984年から1986年にかけてボルヘスとアルゼンチンのジャーナリスト、オスバルド・フェラーリの間で行われた118の対話は日本、仏教、映画、キリスト、友情など多岐にわたります。世界各国で出版されている名著の完訳版。日本語版は700頁に及ぶ美しい本として世に出ました。